《MUMEI》

「おまたせ♪」
「おう。」

間もなくお客さんが来て、かほりんがオーダー取りに行ってくれた。

「お疲れ。結構人入ってるよな。」

佐藤くんが話しかけてきた。

「うん。」

…なんか、意識してまう…落ち着け、私。

「夏休み、どっか行った?」
「うん。プールとか、映画とか。」
「そうなんや。」
「佐藤くんは?」
「聖史郎でえぇよ。たまたまこのクラスは俺一人やけど、佐藤ってカブること多いから。」
「(^-^)なんか、イチローみたいやな。」

二人して笑った。

「はい、お二人さん(^-^)そのまま、そのまま。」

吉田くんがデジカメ構えてた。

「もっと寄って。入らへん。」

うっ…キンチョー
(((^_^;)
チラッと佐藤くんのほうを見た。
え…何か、顔うっすら紅い?
…なんで…

「吉田、早よ撮って。」
「聖史郎、表情カタっ( ̄ー ̄) 笑えよ〜。」
「うるさいなっ( ̄^ ̄)」

(*≧m≦*)
ププッ

「あんたら、仲えぇなあ、ホンマ。」

二人とも私につられたんか、笑いだした。

「よっしゃ、いくでぇ。」

やっと撮れた。

「も〜、忙しいねんから、働いてや( ̄^ ̄)」

かほりんに怒られた
(;_;)

「さ、午後も気合い入れて行こか♪」


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


はぁ…
(;´д`)
やっと今日が終わった。
なかなか盛況したな
(^-^)

「お疲れ様♪」
「明日も頑張ろうぜ(^o^)v」

明日は修ちゃんが来る♪
修ちゃんと逢える
(//▽//)
今日はゆっくりお風呂入って、寝ようzzz

「なあ、ジュリアーノ以外に、イケてるホスト、おった?」
「う〜ん、私は、さ…聖史郎くんとか。」
「へっ?何?紫乃、佐藤くんとカップル?」
「Σ( ̄◇ ̄*)エェッ 何ゆうてんの?」
「だって、下の名前で呼んでるやん。」
「そ、それは…本人が佐藤やとカブる率多いから、下の名前で呼んでえぇよって。」
「ふぅん…へぇえ…( ̄ー ̄)」
「な、何よ?」
「そりゃ、紫乃に気あるんちゃうん?」
「なんで!?」
「だって、なんぼカブるっちゅうても、フツー、下の名前で呼ばす?」
「う…ん、それもそうか…」

聖史郎くんが、私のこと…?

「でも、私、彼氏おるし。」
「あっちにはカンケーないやん。」
「え…カンケーあってくださいよ(・・;)」

明日、修ちゃん来るのに。
気になること、言わんといてよ
(--;)


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

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