《MUMEI》

啓子のヤツ…
気になって寝られへんやん
( ̄^ ̄)
でも、確かに啓子の言うことは、正論やわ。
他の女子も“聖史郎くん”て呼んでたら、そう呼ぶことにしよ。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


うーん、今日も、えぇ天気。
さて、行きますか
♪( ̄▽ ̄)ノ″

「お姉ちゃん、そろそろ行ける?」
「うん、大丈夫やで。」

今日はお姉ちゃんの友達は用があって来られへんらしくて、私らもヘアメイクやらなあかんから、昨日より早めに出発。

「今日、お父さん、来るかな?」
「どうやろ?でもお父さん、紫乃のことダイスキやからな( ̄ー ̄)」
「何ゆうてんの(・・;)」「私が言うこと聞かへん分、紫乃はイイ子やから。」
「お姉ちゃん…」

まあ、確かに何かにつけて、お父さんとお姉ちゃんは対立することが多くて、で、最後はお父さんが折れる。
そんなん見てるし、お姉ちゃんに比べると、私はまだやりたいと感じることが少ないかも。

「さあ、着いたで。車置いてくるから、先に行ってやりはじめて。」
「うん、わかった(^-^)」

先に更衣室に向かうと、途中で深雪ちゃんに会った。

「おはよう、深雪ちゃん。」
「おはよう、紫乃ちゃん。」

二人で更衣室に向かう。

「あの…紫乃ちゃん。」
「ん?」
「昨日、ありがとう(*^^*)」
「え?」
「写真…ジュリアーノと撮ってくれたやん。」
「ああ♪絶妙のチャンスやったもんな(^-^)」
「私、一人やったらきっと声もかけられへんかった。ありがとう(^-^)」

よかった
(^-^)
これが発展するきっかけになればいいけど
(^-^ゞ


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


今日は人の入りが多いなぁ…
オーダーとってもとっても、休むヒマないし。
ようやくお昼食べられる♪

「あ〜、もう、お腹ぺっこぺこ(;´д`)」
「お疲れ(^-^)」

西浦さんたちも、準備するの、大変やな…
家庭科室で追加つくってるし。

「やっと休憩やな(^o^;)」
「今日は何?一体(・・;)」
「あんまり休憩できそうにないな(--;)」
「うん。さっさと食べよ。」

ケータイがブルブルしてる。
メール。
修ちゃんからや。

『そろそろ着く。正門か?』

サンドイッチ食べながら、ケータイ開いて返事打つ。
『うん。今ごはん食べてて。すぐ行くから待ってて。』

「彼氏、登場?」
「うん(*^^*)」
「( ̄ー ̄)紹介してな。」
「へへっ(^-^ゞ」

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