《MUMEI》

送信者のアドレスには見覚えがあった。



小むすび「あれ?…父さんからだ…


パソコンに送ってくるなんて珍しいな…。」



小むすびマンは、未開封メールをクリックし、本文を読み進める…。



(メール文)『このメールに添付されている圧縮ファイルを解凍できるか?


お前には難しいかな?』



息子を挑発するようなメールのフッダーには「ユ」マークが記されていた。



小むすびマンは軽い苛立ちのような感情を覚え、この場に居ない父親への反論を呟く。



小むすび「難しいワケないだろ?


…僕を見くびるなよ…。」



いぶかしげな表情でそれをクリックすると、すぐに添付ファイルのダウンロードが始まった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫