《MUMEI》

「そろそろバス戻ろうぜ。」
「おう。」

石井くんの言葉に、ケータイの時計みたら、もう戻りかける時間になってた。

「私らも行こう。」
「うん。」

吉田くんらと一緒に、ゾロゾロ歩き出した。

「各務さん、何買ったん?」
「え、えぇっと…ペーパーウェイト。」
「あ、あのガラス屋さんやろ。俺らも行ったで。」
「ホンマ?…何も買わんかったん?」
「ううん、俺は買ったで。これ。」

ジュリアーノと深雪ちゃん、何やら話してる。

…( ̄ー ̄)

「激写(^-^)」
「ぁあっ!?安田さん、撮るんやったらゆうてーや
( ̄^ ̄)」
「ほな、もう一枚撮る?」
「うん。」

ファインダー越しに見た二人は、何てゆうか…
こっちが無理に撮らんでも、自然にいい雰囲気
(・・;

…まさか、ね。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「明日は団体行動多いなぁ。」
「うん。」
「朝早いよね。そろそろ寝ようか。」

今日はホテル風の旅館にお泊まり。
8人〜10人入る部屋で、いつもの4人+仲良し4人の計8人。
お風呂でっかかったなぁ
(^o^;)
湯の花浮かんでたし。
ごはんも、魚介類が新鮮で。
盛り付けも豪華☆


「安田さん、マヂでナイスバディやな(*^^*)」
「え?何ゆうてんのん?」「お風呂で見たけど、そりゃもう…」
「f(^o^;あのねぇ。」

手振りでカタチつくらんとってくれる?

「ところで、安田さんと吉田くんて、付き合ってんの?」
「はぁ?(・・;)」
「だって仲いいやん。」
「紫乃は彼氏いるねん。」
「え、そうなんや。」
「それって文化祭に来てた人?」
「うん。吉田くんは去年一緒やったから、仲いいだけやで。」
「ふうん…」

話題を変えよう
(^-^;

「かほりん、彼氏と連絡取ってる?」
「うん。さっきメールした。あっちも明日かららしいわ。」
「小野さんて、違う学校の人と付き合ってんの?」
「うん。大会で知り合って。」
「へえぇ…いろんなとこで出会ってんねんなぁ。」
「そういや、紫乃はどうやって出会ったん?」
「私?…私は…」


☆★☆★☆★☆★☆★☆★

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫