《MUMEI》 賑やかな夕食2エレベーターからおりると、そこは、十二階の高等部の住人専用の食堂だった 同じ階に、普通の といっても、庶民の俺からしたら豪華なレストラン風の食堂はあるらしいし、別にこちらから行くのは自由らしいが 皆、滅多にそちらには行かないらしい 事情を訊くと、十二階の住人達は生徒会の次に人気がある生徒が多く 煩くて、食事にならないらしい それと 何かと特別待遇の住人達は嫉妬の対象にもなりやすく 危険…らしい つーか、俺は絶対後者だな それで、前者は… 「あれ? 俺以外皆美形?」 改めて見ると、系統は違うが皆整った顔をしている …ような、気がした もー、美形ばっかでわかんねー 皐月が恋しいぜ… 「何言ってんだよ高橋」 「そうだよ」 「高橋君、か、かっこいいよ」 「美形トリオに言われてもな」 一年の他の三人は 一番が知的美形(攻め) 二番が爽やか美形(攻め) 三番が可愛い系(受け)だった ちなみに 玉子焼きくれたのが一番 ほうれん草のごまあえくれたのが三番 人参を押し付けたのが二番だった 前へ |次へ |
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