《MUMEI》

『おう!お帰り、ケ
イン、見付かって良
かったな。』


『ああ、サルタン!
済まないが、コイツ
をベッドに運んでく
れないか?俺は、客
人と話があるんでね
。』

ケインは、サルタン
にジェルマを渡す。


『いいけどよ〜、誰
だ?その坊さん!』

チラリと、ラント修
道師を見て尋ねる。


『ぶははっ!サルタ
ン、お前は最高だな


『なっ、誰が、坊さ
んなんですか?失礼
なっ…』

サルタンに、坊さん
呼ばわりされて、怒
りに震えるラント修
道師。


『ま、ラント修道師
さんよ〜話を聞きま
しょうか?』


『ああ、そうですね
ケイン。』


…盗賊風情が、私を
馬鹿にして…いいで
しょう、何時までそ
の笑顔をしていられ
るか、楽しみですよ


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