《MUMEI》 「えぇっと…1年、東野鈴音です。文化祭がいいものになるよう、頑張りたいです。」 「よろしくお願いします。」 ペコリとお辞儀をして、あたしは自己紹介を終えた。 あー…緊張したっ! 心臓バクバク!! あれ…? 気のせいかな… なんか見られてる? あたし、なんか変なこと言った?? 気のせいでは、なかった。 みんな、自己紹介が終わったあたしを見ていた。 「女だ…」 「女の子が……いる。」 えっ? 女がいちゃ悪いのだろうか… 「おっしゃー!!」 「外ステについに…華がきたー!!」 一人、意味も分からずポカンとしていると、 「おいおい、お前ら。せっかくの女の子逃がすつもりか?鈴音ちゃん、怖がってるだろ。」 「だってよー、1年とはいえ、女だぞ?お・ん・な!!」 「だからって、がっつき過ぎだ。」 前へ |次へ |
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