《MUMEI》
ハルミ
翌日、タケシとメールしてて

ナルオ先輩…かなり、ヤバイ人になってるって…

だから、タケシ、昨日、来なかったらしいんだ…

………

何日かして、
タケシから、聞いたんだ

タケシ 「ナルオ先輩、捕まったらしいぜ」

悠希 「捕まった?…」

タケシ 「何か、ヤバイ薬、やってたらしいんだよォ」

悠希 「マジォ」

タケシ 「お前…やってないよなぁ…」

悠希 「バカ言うなよ!」
「やるわけないだろ!」

タケシ 「だよなぁ…」

……

ハルミちゃん…どうしたのかな…

…噂で聞いたんだけど…

ハルミちゃん…中学生だったらしいんだ…

……家出、してたみたい…
………

何か、複雑…

……タケシには、
ハルミちゃんの話しはしなかったけど…


思い出すと、まだ、興奮するなぁ…

けど…スゲー、ビラビラだったよなぁ…

…ヤリマン…って

ホントなのかな…

………

………

学校が終わって
塾に行くまで時間があったから

駅ビルに寄って
CDとか見てたんだ

ハルミ 「あれ?…」

横を見ると、ハルミちゃんが居た

スエット姿で…

悠希 「ハルミちゃん」

ハルミ 「やっぱそうだ」

悠希 「ナルオ先輩…」

ハルミ 「うん…捕まっちゃった…」

場所を移して、話しを聞いたんだ

駅ビルの、人通りが少ない、公衆トイレ近く

ナルオ先輩…前々から、調べられてたらしくて

職質されて、車の中、調べられて…

そのまま、逮捕だって…

ハルミちゃんは、そのまま補導されたらしい…

保護観察中なんだって…

出歩いて、いいのかなぁ?……

悠希 「ショックだよね…彼氏だったんでしょ…」

ハルミ 「んー、彼氏ってか、ヤリ友みたいな感じかな…」

悠希 「ォ…」

ハルミ 「喧嘩、強いし、まぁ、金あったしねぇ…」

「けど、生で、やりたがるからちょっとね…」

悠希 「な、なまォ?」

ハルミ 「そうだよ、ひどくない?」

「生理のときなんか、勝手に中に出しちゃうんだよ…」

「ちょっと、引くょね…」

悠希 「ォ」

ハルミ 「あっ、経験ないんだっけ?…」

悠希 「ォ…」

ハルミ 「…何、真っ赤になってんの?…」

悠希 「か、過激な、話しだから…」

ハルミ 「 クス …」

「私の、見たんだよねぇ」

悠希 「ォォ」

ハルミ 「あれ?」
「ヤリたいの?…私と…」

悠希 「か、からかうなよォ」

「あっ、いけねぇォ」
「行かなきゃ、俺ォ」

「じゃぁねォ」

…まだ、時間あったけど…
何か、逃げ出したくって…
………

…やらしてって言ったら…やらせて、くれたのかなぁ…

……ヤリマン…って、言ってたょなぁ…


…塾の、授業なんか…
頭に、入らなかったよ…

………

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