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《MUMEI》 代役菜月 ｢悠希…何見てんの……｣ 悠希 ｢べ、別に｣ ベランダに、干してあった、洗濯物… なつ姉の、下着があったんだ… つい、見ちゃったんだけど、 まさか、なつ姉に、見られてたとは… 菜月 ｢欲しいの？パンツ？ ｣ 悠希 ｢アホかぁ！｣ ｢いるかぁ、そんなもん！｣ 菜月 ｢……｣ ｢最近、なんか、私を避けてない？｣ 悠希 ｢んな事、ねーょ…｣ ……… なつ姉を、無視して 部屋に入ったんだ… …… 夜、なつ姉が、部屋に来た 悠希 ｢なに？｣ 菜月 ｢悠希、土曜の夜、暇？｣ 悠希 ｢まぁ、暇だけど…｣ 菜月 ｢ちょっと、頼まれてくんないかなぁ…｣ 悠希 ｢……嫌だ…｣ 悪い予感がしたんだ なつ姉が、こう言う言い方するときは、 絶対、良くない事なんだ …… 菜月 ｢悠希…まだ、私…何も話してないのにぃ…｣ 悠希 ｢絶対、面倒な事だもん…｣ 菜月 ｢…(;^_^A…｣ 悠希 ｢…｣ なつ姉の、表情を見て やっぱりって、思った… 菜月 ｢…悠希…ジャケット欲しがってたよねぇ…｣ 悠希 ｢親父、買ってくれたよ…｣ ｢ちょっと早い、クリスマスプレゼントだってさぁ｣ 菜月 ｢その、クローゼットの中にあるやつでしょ？｣ 悠希 ｢勝手に、人の部屋、物色してんじゃねーよ！｣ 菜月 ｢エロ本の隠し場所なら、お母さんも知ってるわよ…｣ 悠希 ｢う゛…｣ 菜月 ｢クローゼットや、ベットの下は、ありきたりだよ……｣ 悠希 ｢見たんかよ！｣ 悠希 ｢革靴…欲しくない？…｣ ｢クリスマス…女子も来るんでしょ？｣ ｢中学の、同級生達…｣ 悠希 ｢…｣ 菜月 ｢あんた、まさか…｣ ｢スニーカーで行く気？…｣ ｢女子は、お洒落だよ…｣ ｢バカにされるよ…｣ 悠希 ｢……｣ スニーカーじゃ、ダメか…やっぱ…… 菜月 ｢土曜日、買ってあげようか？｣ ｢日曜日でしょ？｣ ｢パーティー…｣ 悠希 ｢…何、すれば良いの？｣ 菜月 ｢決まりね！｣ 悠希 ｢…｣ くっそぉ…買収されちまったぁ…… ……… 前へ |次へ |
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