《MUMEI》
マリナさん
年の瀬の、忙しい、最中

なつ姉の、bB(車) で
マリナさん家の近くに言ったんだ

ファミレスで、お茶して、帰る、約束だったんだ

………

悠希 「話し、違うじゃんかぁ。」

菜月 「だってぇ、仕方ないじゃんォ」

「今になって、急に、言い出すんだもん…」


マリナさんの、彼氏が是非、家にって…

マリナさん、同棲してるんだって…

なつ姉も、知らなかったらしいんだ…

………

どうしよう(>−<)〜*
………

適当に、手土産に、ケーキを買って

マリナさん家へ…

車は、コインパーキングに停めたんだ…

……

菜月 「ヘマ…しないでよ……」

悠希 「…早く、帰れるようにしろよな…」

菜月 「わかってる!…」

………

ドキドキしながら
ルームナンバーを押すと

マリナ 「上がって、待ってたんだ」

そう、声が聞こえて

オートロックのドアが開いた……

……エレベーターの中で、俺は、

緊張のあまり…

悠希 「…帰りたい…」

そう、呟いてた…

菜月 「いまさら、何言ってんのよ!」
「気合い、いれなさい!」

……誰のせいだよ…。…

…ムカツク…

………

マリナさん…
綺麗な人だった…

大人の女性って、雰囲気で
優しそうな、人…


菜月 「えっ?…彼氏って……前田さん?…」

前田 「社内では、まだ、ないしょだよ」
「さ、上がって」

…どうやら、会社の同僚みたいだなぁ……

難無く、挨拶を済ませ

お茶になったんだけど

マリナさんも、前田さんも
この前の、佐久間の一件のとき、居た人達だったんだぁ…

前田 「いやぁ、アンタなら、怒らないのかよって」

「悠希くんに、言われたときは、びっくりだったなぁ…」

「意見、しっかり、言えるんだなぁって…」

悠希 「すみませんォ」
「生意気、言ってォ」

マリナ 「佐久間が悪いんだから、気にしなくて、良いのよ…」

「元、カレに、ごちゃごちゃ言われたら、ウザいわよね…」

菜月 「……」

マリナ 「まぁ、菜月の、フリ方も、悪いのよ…」

菜月 「すいません…」

マリナ 「あんな奴でも、彼の、後輩なんだから…」

前田 「まぁ…気にすんなよ…」

………

佐久間って人…

就職も、上手くいかず、
自棄になってるらしい…

なつ姉にも…未練、タラタラで……

冴えない男…

イケメンだから、なお、
惨めだよなぁ…

…けど…

前田さんの、話しを、聞いてると

けして、悪い奴じゃないみたい…

……どうして、あんなになっちゃったんだろうね…

って、感覚みたいだね…

………

菜月 「…で、いつからなんですか?」
「二人は?」

………

菜月 「いいなぁ…憧れます…同棲…」

早く、帰るんじゃねーのかよ…。…

何、盛り上がってんだよぉ……

なつ姉ォ……

………

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