《MUMEI》
買い出し
全然、寝れなかった…

なつ姉の、温もりが、あったから…

けど、ばつが悪くて…

寝たふりしてたんだ…

………

朝、6時過ぎ

菜月 「…悠希…起きてるでしょ…」
「帰ろう…」

悠希 「うん…」

なつ姉…、俺の見てる前で、着替えてた…

俺も、服を着て…


マリナさん、もう、起きてたんだ

前田さんは、まだ、寝てるみたいだけど…

朝食、食べていきなさいって、言われたけど…

菜月 「昨日、喧嘩しちゃって…」
「話さなきゃならない事とか、いっぱいあって…」

「すみません…」

「帰ります…」

マリナ 「うん…」

「しっかりね…」

菜月 「はい…」

………

俺、曖昧な挨拶して

帰ったんだ…

何て、挨拶したか、覚えてない……

なつ姉とも、気まずかったし……

襲っちゃったし…俺…

………

凄い、寒い朝だった

菜月 「早く、ヒーター効かないかなぁ…」

俺、缶コーヒーを、買って来て

無言で、なつ姉に、渡した…

菜月 「ありがと…」

悠希 「…」

菜月 「よし、帰ろうか」

なつ姉…

昨日の事には、何も、触れず、
普通に、俺に、接してた……

………

帰宅した、俺達

爆睡したかったんだけど…
母に……買い出しを、命じられた…なつ姉…

俺まで?…なんで!!

…年末は、物騒だからだってさ…

………

なつ姉、シャワーして、化粧して

慌ただしく、してた

俺、悠長に、朝飯食って

髪だけ直して、

bBに、乗り込んだ…

菜月 「先ずは、鮭ね…」

………

朝10時に、家を出たのに

全部、買い揃えて、帰ったのは…

午後4時…


悠希 「つ、疲れたぁ…」

菜月 「ふぅ…混んでたわねぇ…」

………

もう、…飯、いらない…
寝たいよ……

………

母親の、残酷な一言…

母 「あんたら、大掃除も手伝わないで、遊びほうけてたんだから」

「これ、伯母さん家に、届けて来なさい」

家に、届いた、お歳暮の、おすそ分け…

……

菜月 「い、今から?…」

母 「あんたらが、手伝わないから、私が行けなかったのよ。」

「悠希……隠してた本、捨てたからね!。」

悠希 「!ォォ」

ヤバイ、キレてる、おふくろ……

母 「今からだと…遅くなるわね…」
「悠希、アンタ、ボディーガードよ…アンタも行きなさい!」

悠希 「あのぉ…」

母 「行かなきゃ、何も、食べさせませんからね。」

悠希 「はい……」

親父は、笑いながら

…もう、ビール、飲みはじめてた…

……理不尽だ…

なつ姉と、一緒にいるの

苦痛なんだけど…

………

母 「伯母さん、足、悪いんだから、手伝って来るのよ、帰り、遅くなるようなら、泊めてもらいなさい」

菜月 「はーい……」

ふて腐れながら、俺らは、また、bB に 乗り込んだんだ…

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