《MUMEI》

「ほな、単なる悪ふざけやった、ってこと?」
「いや、ちゃいます。」

そういって顔を赤らめながら、彼は視線を背けた。
?(・・;)
…何なんやろ。

「じゃあ、何なん?」

お姉ちゃんの顔みたら、めっちゃニヤニヤしてるし。
何やのん、自分だけ解ったみたいに
( ̄^ ̄)
私も解りたいやん。

「俺は…もう一回彼女に会いたかっただけです(//△//)」

へっ?
(・・;)

…Σ( ̄◇ ̄*)
エェッ

何ゆうてんの、この人!
私は大事なバイクに傷つけた張本人ですよ
(>_<)

「誰も見てへんし、黙って行くことかってできたのに、あんなとこで持ち主の俺が来るん、待っててくれたし、修理費も払おうとしてくれた。それで、もっと彼女のこと知りたくなって…」

何か、めっちゃ真っ赤っかやし
(//△//)
私も何か、顔熱いし
(//△//)

「(;´д`)は〜ぁ、紫乃、私もう帰るわ。」
「Σ( ̄◇ ̄*)エェッ ちょ、ちょっと、お姉ちゃん!?」
「私がいると、寺澤さん、話しにくいやろうし、ねっ( ̄ー ̄)」

ヒドイやん、お姉ちゃん
(;_;)

「…俺は本音ゆうたんやけど、メーワクやったら、ごめんな。」

彼はさっきよりマシやけどまだ紅い顔で、けど真剣な顔で私のこと、見てる。

「…別に、メーワクではないですけど…いろいろ突然すぎて、混乱してます。」
彼はひと呼吸置くかのように、アイスコーヒーを飲んだ。
私もそれにつられて、アイスティを飲む。

「姉妹、仲えぇねんな。」
「はい。姉もバイク乗ってるんで、今回のこと、相談したんです。」
「えっ!?そうなんやO(≧▽≦)O 何に乗ってはるん?」
「えっと…私は詳しくないんで、ようわからへんけど…中型免許で一番大きいのんってゆうてましたよ。」「中型か…400やな。へぇ。」

あれっ?今日は半袖…

「どうしたん?俺、何かヘン?」
「え、いやいや(^-^ゞ、この前会ったときは長袖やったのに、今日は半袖やし。」
「あぁ。俺はバイクに乗るときは、事故ったときちょっとでもマシやから、厚手の長袖着てるねん。今日はバイクちゃうから、半袖。」
「そうなんや〜(^^;」

話してるうち…何か…楽しくない?


☆★☆★☆★☆★☆★☆★


「なるほど。」
「そんな出会いもあるんや。」
「みんな、うまいことやってんなぁ(´д`)」

廊下でかすかに足音がした。

「やばっ、先生やで。」

寝たふり寝たふり…

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