《MUMEI》 ジョーカー3そんなわけで、夜の街デビューを果たした俺は、ケンカをこれでもかという程した あ、もちろんちゃんと理由付きで カツアゲにあってるヤツと、襲われそうな女の子を助けるのが一番多くて 次に多かったのは、勝負を挑んでくるヤツだった だから、仲良くなったのは、ケンカと暴走好きなチーム スペードだった スペードも基本女禁止チームだったから、誘われても入らなかったけど 俺はスペードのメンバーが嫌いじゃなかった だから、中三の春 『ダイヤの新しいエースに、幹部が一方的にボコボコにされてる』 そう、スペードのメンバーに助けを求められて 俺は、ダイヤのエースと 銀髪の野獣 神澤と 初めて、会った その時、スペードのメンバーが 俺を、切札だと 『ジョーカー』だと、エースに紹介した さすがに『名無し』でチームにも入ってないとは言えない雰囲気だったから、俺はその名前を否定しなかった エースと互角の戦いをした俺は、一気に有名になり ジョーカーの名も、定着した そしてエースとも、度々会うようになった 前へ |次へ |
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