《MUMEI》 そのシュートを見たことのある者でさえ、 その凄さを改めて実感させられる。 敵も味方も関係なく、 千葉のシュートは会場を魅了していた。 しかし、 赤高の選手たちは少なからず動揺。 もちろん、 ベンチも含めて。 「す…凄い…」 「さすが千葉だね。 あんだけ正確なシュートを、 あんなクイックモーションで打てる選手はそうはいないよ。」 「村木さん… 1歩も反応できてなかった…」 「あんだけのシュート打たれたらしょうがない。」 「でも!! さっきクロさん言ってたじゃないですか!!」 「ん?」 「村木先輩からロング決めれる選手なんてほんの一握りだって!!」 「だから… 相手がそのほんの一握りのシューターなんだよ。」 「…」 「まぁ… そんなに心配することないよ。」 「え…?」 「千葉は天才。 だけど、 村木も紛れもない天才だよ。」 前へ |次へ |
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