《MUMEI》

店員さんから包みを受け取って、売り場から出ようとしたとき、リングが陳列されてるのが目についた。

「あれは…もうちょっと先、な(//▽//)」

え…
(・・;)
Σ( ̄◇ ̄*)
エェッ
ええ〜っ
(//▽//)


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


公園まで戻ってきた。

「開けてみていい?」
「うん。」

キレイに包装されてて、もったいないけど、リボンと包装紙を外して、ケースを開けた。

「やっぱカワイイO(≧▽≦)O」

くまさんのネックレス。
首にリボンしてて、リボンの真ん中にちっちゃいパールがセットされてる。

「貸して。」

修ちゃんに渡すと、ネックレスを手に取って、私の首に架けてくれた。

そのまま…修ちゃんの手が私の背中に…
やんわりと包みこんでくれる。
あったかいな…
私も修ちゃんの背中に手を回した。

そうやってしばらく抱きしめあった。


修ちゃんの手が、ちょっと緩む。
私もつられて緩めた。
お互いの手が、首筋からほっぺにかかる。
修ちゃんのほっぺ、意外に柔らかいな…
触れるか触れへんか…目を閉じつつ唇に意識が…
修ちゃん、じらさんとって。
私、心臓バクバクしてクラクラするわ…


どれくらい時間経ったかわからんくらい、全感覚をキスに集中してた。
もう、ずっとキスしてていいくらいに、胸が痛い。

修ちゃんのおでこが、私のおでこと当たってる。
すぐそこに、修ちゃんの息遣いを感じる。

「大好きやで、紫乃。」
「修ちゃん…私も、大好きやで。」

また…
目ぇつぶると、キスのスイッチが入ったみたいに…
もうそこに言葉は要らん。


「だいぶ遅なったな。ゴメン×」
「ううん。」
「家の近くまで送るわ。」
「うん。」

車を公園のそばに置いて、私と修ちゃんは自転車押して歩き出した。

「なあ。」
「ん?」
「…ありがとう(^-^)」
「…おう(^-^)」


家からほど近い街灯まで戻って来た。

「この辺で、大丈夫やから。」
「ん。見送らせて。」
「うん。じゃあ。」

私は自転車押して、家に向かった。
途中、何度も何度も、振り返って、修ちゃんに手を振って…


帰ってからごはんを食べ、お風呂に入って自分の部屋に戻った。

修ちゃんからのプレゼント
(*^^*)
お守りにしよーっ♪

(´・`)
フウ…
これから、どうなんねやろ、修ちゃんと私…
…やっぱ、“そういうこと”もするんかな…

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