《MUMEI》

まあ、成り行きで、あるかも…
(・・;)
…(^-^;
考えてもしゃあないわな。
修ちゃんのこと、大好きやし、修ちゃんも私のこと、大好きってゆうてくれた。
だから…大丈夫。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「かほりん、また明日♪」
「バイバイ、紫乃(^o^)」

もうすぐクリスマス♪
修ちゃんのプレゼント、何にしようかな
(*^^*)
物買うんもいいけど、手作りケーキ、とか?
西浦さんに、レシピ教えてもらおかな♪

ん?
ケータイがブルブルしてる。
自転車停めて、ケータイ開いてみた。
修ちゃんからのメール。

『今どこ?連絡くれ。』

あれっ
(・・;)
今日バイトやったはず…
休みになったんかな?
(^-^)
電話してみよ♪

………

『…もしもし。』
「あ、修ちゃん?私。どうしたん?」
『…紫乃…今から逢えるか?』
「うん。今日は用事ないし(^-^)」
『そうか…じゃあ、駅で待ってるから。』
「うん。」

…ってゆうてるうちに、電話切られた
(;_;)
なんか…今日の修ちゃん、ちょっとヘン…?
なんか、あったんかな…

家に帰って着替えて、一目散に駅まで行った。
修ちゃんの車は…あった。
助手席の窓を軽くノックして、車に乗り込む。

「お待たせ(^-^)」
「ん。」

車はすぐにスタートした。

「今日、バイト休みになったん?」
「…あぁ…」

何か、気ぃない返事。
やっぱ…変、やな。
なんとなく、話しにくい雰囲気…

けむっ
(;_;)
修ちゃん、タバコ?
私の前では気ぃ遣ってたし、車汚したくないからって吸うたこと、なかった…
それにこれ、どこ行くん?
方向は大阪市内に向かってるけど…


何にも話しかけることがでけへんまま、車のスピードが少し遅くなった。
目の前には、すんごい高そうなマンション。

「下りて。」

修ちゃんに言われるまま、車から下りた。
すぐに修ちゃんも下りてきた。
修ちゃんは私の手首をつかんで、マンションへ入って行く。
エレベータに乗って移動し、とある一室の前に立ったとき、ようやく口を開くことができた。

「修ちゃん、ここ…」
「…俺の家。」

外観も立派やけど、内装もすんごい高価な雰囲気。
やっぱ、修ちゃんて…

鍵を開けた修ちゃんに、手首をつかまれたまま、玄関へ入った。
…一体何があったん?
あんなに家に連れて来ようとせんかったのに、何で今日…
しかも態度がおかしいし…

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