《MUMEI》
同棲
なつ姉と、食事をした後

スーパーで買い物をして、帰宅した

悠希 「同棲だね」

菜月 「まだ、同居でしょ」

悠希 「…チェッ…」

俺の携帯に、メールの着信音が…

悠希 「マナミ…何で、アドレス知ってんだぁォ」

菜月 「…誰かに聞いたんでしょ…なんだって?」

俺は、なつ姉に、携帯電話を渡した

菜月 「いいよ、見ないよォ」

悠希 「俺は、見せれるよ」

菜月 「私だって、やましくないもん、」
「見ていいよ…」

悠希 「じゃぁ、見なよ」
「メール…」

菜月 「あの子に、悪いでしょ…」

悠希 「なつ姉の事、彼女だって言ったんだよ…見られたくなきゃ、送らないだろ…」

菜月 「一緒に、見ていい?」

悠希 「うん」

メールには

『この前は、ありがとう、そして、ごめんなさい』

『悠希くんを、好きになって良かった』

『自分が、あんなに大胆だと、思わなかった…』

『未来の彼氏に、わるいかなぁって、気も、するけど』

『見せただけだから、ギリ、セーフだよね』

『悠希くんを、好きになった事、後悔してないよ』

『普通だったら、ヤリ逃げ?だよね(笑)』

『東京でも、ガンバってね』

『バイバイ』

『マナミ』

菜月 「…ヤリ逃げかぁ…」
「そうだろうね…」

「綺麗だった?処女の身体」
悠希 「そんなにじっくり、見てないって…」

菜月 「私…処女じゃないしなぁ…嫌われちゃうかなぁ…」

悠希 「意地悪言うなよ…」

菜月 「もう、しばらく、エッチしないでいようかなぁ…」

悠希 「それなら、それでいいよ!」

「なつ姉が、元彼の部屋に行った時」
「俺だって、嫌だったんだからな!」

「駅前の、前田さんの後輩だって…」

「俺に、なつ姉の…舐めたって言ったんだぞ!」

菜月 「…悠希ォ」

悠希 「確かに、家に上がるなんて、マヌケだったけど……」

菜月 「ごめんォ」

悠希 「……部屋、片付けてくる…」

菜月 「は、悠希ぃォ…」

………

喧嘩…しちゃった…

………

インターホンが鳴ったようだった

菜月 「悠希、手伝って」

悠希 「?」

ソファーとテーブルが届いたんだォ

菜月 「通販で買ったの」
「リビング、広いから、何にも無いと、変でしょ」

テレビは、なつ姉な部屋にあった、液晶の32型

HDーDVDは、俺が、パソコンに繋いでたやつ

お互いの部屋には、カーテンすら、まだ無い…

シャッターがついてるから
目隠しは、要らないけど

…始まった、ばかりなんだ…まだ…

悠希 「ごめん…喧嘩、やめよう…」

菜月 「うん…私こそ…ごめんね…」
「嫉妬…しちゃって…」

悠希 「いや、俺が悪いんだォ」
「嫉妬されるの、嬉しいし…」

菜月 「私が、悪いのよォ」
「悠希は、しっかり…してたもん…」

………

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