《MUMEI》

カツ丼「これは……?


…お前の会社の内部資料じゃないか…。」



釜飯丼「そうだっぺ」



カツ丼「いいのか…?

…兄弟とは言え、ミーは部外者だぞ…。」



釜飯丼「んな事は百も承知だっぺ。兄弟だからこそ見せるんだべさ。」



釜飯丼マンは、力のある眼で次兄を見つめ返すだけだった。



それはある種、職業的な使命感に燃える眼にも見えた。



カツ丼「………………。」


―――… ペラッ …



カツ丼マンは弟の強い眼差しに促され、報告書の表紙を捲った…。

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