《MUMEI》

なつ姉と一緒に
お風呂に入ったんだ

身体の洗いっこをしたんだ
菜月 「…もぅこんなに…」

悠希 「なつ姉が、触るからだょォ」

菜月 「いっぱい…我慢してたの?」

悠希 「わかってるだろ…」

菜月 「うん…」

「わかってる…」

「だから…決めてたの…」

「悠希と、そうなるときは、スキンなんか、付けないで、中に、射精してもらおうって…」

悠希 「…もし…落ちてたら?」

菜月 「…わからないけど……気持ちは、変わらないよ…」

「けど…エッチしちゃってて、受からなかったら…」

「私のせいだって…思っちゃう…」

悠希 「…」

菜月 「それに…私自信も…ケジメ、付けたかったしね…」

悠希 「なつ姉の、ケジメって、何?」

菜月 「…うん…」
「怒らない?」

悠希 「うん…」

菜月 「…中年の人と…」
「しっかり、別れてなかったの…」

悠希 「えっォ」

菜月 「エッチとか、してないよォ」
「…向こうが、別れたくないって…」
「…だから…きちんと終わりにしてきたの」

「…本気で、男性を好きになったから…」
「もう…終わりにするって」
「電話変えても、会社に電話してきてたから…」

悠希 「…」

菜月 「悠希と初めてキスしてからは、何も、無いからねォ」

悠希 「納得したの?」
「向こうは…」

菜月 「奥さん交えて話すって言ったら…」

「わかったって…」

「どう話しても、私は、もう、会わないって言ったし…」

悠希 「俺の前…最後にセックスしたの誰?いつ?」

菜月 「…11月の、半ば」
「…その人と…」

悠希 「…温泉って、友達とじゃなかったんだね…」

菜月 「…うん……」

悠希 「…」

菜月 「怒った?」

悠希 「…怒れない…」

「今年からだもん…俺と、なつ姉…」

菜月 「…」

………

髪を乾かす、なつ姉を見てた…

菜月 「…まだ、凹んでるの?」

悠希 「…ちょっとね…」

菜月 「…」

悠希 「けど、大丈夫」
「前より、なつ姉に、好かれてるって…思えるから」

菜月 「…」

悠希 「…嫉妬って、なんだろう…」

菜月 「…私も、不安だよ…大学で、素敵な人(女)と、出会うかもって…」

悠希 「なつ姉だって…会社で…」

菜月 「私は、あしらうの、上手いもん」

悠希 「…俺、下手だったね……のこのこ、家まで…」

マナミの事、言ってんだ…なつ姉…

菜月 「悠希…寝ようよォ」
「明日、炊飯器とか、買わなくちゃ」

悠希 「うん…」

菜月 「おふとんだよ」

悠希 「…温泉旅館みたいだね…」

菜月 「…仕返し…したなぁ…」

悠希 「…まぁね…」

菜月 「もう、悠希以外、触らせないよ、私の身体…」

悠希 「あたりまえ!」
「絶対、嫌だからな、俺」

菜月 「悠希もよ!」
「浮気、許さないからね」

………

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