《MUMEI》

「あのー、来年ここに入るんですか?」



おもいきって、私はその子に質問してみた



「あ、うん。そうだよ〜」



声もカワイイ♪和むなぁ〜



「おーい華恋、何してんだ?」



え……今の声…



「あ、ごめんねユウ。」



ユ…ウ?



「ウソ…」



「あ…、姫歌…」



「ユウ?…ひ、久しぶりだね」



「あぁ、そうだな…」



微妙な空気が流れる

そこに華恋っていうさっきの子が話に入ってきた



「ユウ、お友達?」



「あぁ、まぁな、じゃあ」



「あ、うん、バイバイ」



華恋っていう子は、かるく会釈をして帰っていった

まさかの再開…

しゃべれる日を、あんなに夢に見ていた

まさかこんな…

やっぱりユウ…

私は…ユウのことが…

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