《MUMEI》

「乙矢ー!シカトしたな」
七生は声でかい。
振り向く人多数。おばあちゃんびっくりしてるだろ!

乙矢は嫌々振り向いた。
「当たり前だ。
今もしたいくらいだ。」
流石です。俺も同感です。


乙矢と七生の会話をまとめると、乙矢はどうやら勉強の気分転換に消しゴムを買いに来たと。
七生が五月蝿いからさっさと二人どっか行ってしまえと、そういうことですな。

「いけず!」
七生もウザがられてるのに気付いてないようだ。図太い。

「それ古いよ。
そうだ、付き合い始めって乙矢はどうしてた?」
気になってつい聞いてしまった。

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