《MUMEI》
リュウへの想いとユウへの想い
リュウに、すべてを話そうと決意したのは

このことを考えてから2週間後。

ちょうど競歩大会の日だったね

でも、考えて考えて出した結果がこの答えだった

前に進もう。

リュウに、電話をかけた



「もしもし??」



リュウは電話に出た



「あ、姫歌だけど、話があるんだぁ…

今あいてる??

直接リュウと、話がしたいんだけど…」



「あぁ〜、うんじゃぁ家来いよ」



「うん、わかった」



急ぎ足で、私はリュウの家に向かった



ピーンポーン



インターホンを鳴らした。



――ガチャ



ドアが開いた



「おぉ、はやかったなぁ、まぁ入れよ」



リュウは元気がないみたいだった

そりゃ気づくよね?こんなかしこまってるんだもん

何をこれからいうのか、リュウは悟ってるみたいだった

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