《MUMEI》
…と、その結果論
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ガタブルと震えていると、川崎先生は大きくため息をついて、穏やかな顔で、まぁいい、と呟いた。


「…だいたいは、わかった。なるほど、それで義仲さんは機嫌が悪いのか」


納得したように言った先生に、わたしは首を傾げた。

先生はまたため息をつき、実は、と話し出す。


「義仲さんが、もう学校には行かない、と小学生みたいなわがまま言い出してね。今朝、力付くで連れて行こうとしたら、このザマだよ」


自分の左頬を指差しながら、自虐的に言う。



…………あぁ、


義仲にやられたのね。


アイツなら、やりかねないわ。



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