《MUMEI》
入寮式前5
「おい、何をコソコソ…」


会長が、睨んだ時


チン


エレベーターの、扉が開いた


「せーえーくーーん!!」

な、何で変態までここに!?


「「ごめん!」」

「悪い!」


一緒に乗ってた二年メンバーが叫んだ


「会いたかったよ〜!」

「寄るなー!」


バキッ!


「す、素晴らしい飛び蹴り…!」


吹っ飛ばされてうっとりすんな!


「…今の、飛び蹴り…」





ししししまった!!


会長の目の前で飛び蹴りしちまった!


俺の飛び蹴り、特徴あるみたいなんだよな


「お前…」


バレたか!?


「お前、」


バレたらバレたで開き直る!


「もしかして…」


どうせ女とはバレねーし!


バン!


「会長!入寮式準備整い… て! 何ですこのカオス空間! しかも何でへ…松嶋君まで!」


登場したのは『いかにも苦労してます』オーラを出している


見知らぬ、(失礼だけど)地味な印象の人だった


前髪長いし、眼鏡も地味な感じで、身長も体型も普通で


皐月より、存在感が無かった

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