《MUMEI》
A fragrance of the perfume
「えっと・・そこの机においてあるプリントクラスの人数分数えて欲しいんだ・・」
「え〜5種類もですか・・はい・・今やります」
「先生も手伝うからさ」
「ありがとうございます」
「21・・22・・24・・あれっ・・どこまでやったっけ・・?」
「やり直し・・(笑」
「はい(どよん・・・)」
「城所って見た目と違って不器用なんだな」
「不器用ですよ・・でも先生はプロじゃないですかっ・・」
「城所にも出来ないことがあるんだな」
「ありますよっ!!」
「じゃあ15枚数えたら後は先生が数えるよ」
「本当ですか?ありがとうございます」
「プリント貸して」
「はい・・」
 福山先生が近くに来る―。
 ふわり―。
 香水の香りがした・・。
 この香り・・・・純と一緒・・。
 純と・・・・???
「どうしたの・・城所?」
「何か・・思い出しちゃって」
「何を・・」
「昔のこと・・です」
「純君のこと・・?」
「えっ何で・・知って」
「加藤から聞いたよ」
「琉緒・・加藤さんからですか・・?」
「絵麗菜は傷ついてるから・・そっとしておいてって・・」
「そうですか・・」
「純っていうんだよな?」
「はい・・」
「同じ名前で同じ人に出会うなんて運命感じるわ・・」
「キャハハ・・・」
「元気出せよ??俺でよかったら・・何でも悩み聞いてやるからよ」
「先生って同級生って感じですよね??」
「そうか??まぁ若いからな」
「そうじゃなくて・・」
「態度がってこと?」
「そうです・・」
「だってその方が生徒も先生と話しやすいかなってさ」
「そうですね」
「先生の香水の香り・・純と一緒です」
「本当??これはまた・・運命だなぁ」
「先生ありがとうございました・・何か元気でました」
「良かった・・」
 ポン―。
 先生が私の肩に手をかけた―。
「いつでも来いよ」
「あっはい・・」

 先生は笑ってた―。
 『いつでも来いよ』なんて・・格好いい・・。
 やっぱり先生って良い人なんだな・・。

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