《MUMEI》

『隆!ゴメン、待っ
た?』


『あっ英人!』


総一郎と隆の間に割
り込む様に、神品英
人が現れた。


『よう、東〜久しぶ
り!』


『相変わらずだな神
品〜嫉妬深い男は嫌
われるよ。』


『そっちこそ、シツ
コイ男は嫌われるよ
?東。』


『『フン!余計な
お世話だね!』』


互いににらみ合いな
がら、同じセリフを
吐く二人を見て、隆
は吹き出していた。


『やっぱり二人は、
仲良しなんだね。』


『『違ーーう!』』

同時に、否定する二
人も顔を見合わせて
笑いが漏れた。


『あーあ、邪魔者は
退散するとしようか
な…じゃ、待たな!
隆〜ソイツに泣かさ
れたら、俺に言えよ
何時でも助けるから』


『泣かさねーよ!』

真剣な顔でそう言う
神品と恥ずかしそう
な隆に手を振り別れ
た。

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