《MUMEI》 あれはそう… 秀皇大学の練習会に呼ばれて、 その為に全員で練習をしてた時だったな… … 「はぁ…はぁ…」 「よう村木。 おつかれさん。」 「…」 外練で走り疲れ、 皆と少し離れた場所で座る俺の隣に、 飲み物を持った恭介さんが座った。 「キーパーだからって走り疎かにすんなよ〜。 基礎体力はどのポジションにも共通して必要なもんだからな。」 「…」 「愛想わりぃ〜なぁお前。 師匠が話し掛けてやってんのに。」 「誰が師匠だ…」 「くはぁ〜!! かわいくね〜!!」 「ふん…」 別になんてことない、 普段の俺だった。 「…つ〜か村木?」 「…」 俺は黙ったまま恭介さんを見る。 「前々から言おうと思ってたけど… お前髪長すぎ。」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |