《MUMEI》
言葉
祐太からの
「人生で一度もらえるかどうかの言葉をありがとう。すごく嬉しい。」
この返事で私たちは始まった。
実はこの時、私たちにはお互い付き合っている人がいた。
はたから見れば、これは浮気だ。
でも、そんな事実さえ私たちには見えなくなっていた。
少なくとも、私には見えなかった。
だって、祐太がくれたこの言葉こそ、私にとって一生に一度の大切な言葉になったから。
ねぇ、祐太は覚えてる?
私は、あの時のあの幸せな気持ちを忘れたことないよ。
あんな幸せ感じたこと初めてだったから。
忘れられないよ。
前へ
|次へ
作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
便利サイト検索へ
携帯小説の
(C)無銘文庫