《MUMEI》
4.出会い
姉[ミキ!そっちは森の中だよ。もう、クワガタいなくなったじゃない!]
ミキ[いなくなってないよ!私を呼んでるもん!]
{私は妹が何を言っているのか、その時はわからなかった…。}
私は妹の後を追いかけた。森の中では虫の声、動物の声、自然の音がしている。(ミーン「セミの声」、チュチュ「鳥の声」、チョロチョロ「水の音」)
15分後…。
姉[結構森の奥まできたなぁ…ってか!ミキ、早く歩きすぎ!]
ミキ[お姉ちゃん遅いよ!]姉[ミキ待って!もう、お昼過ぎてんじゃん。帰るよ。]
ミキ[後、少しだよ。ほら!見えた。]
そこには、石でできている洞窟がある。
姉[防空壕かなぁ?]
ミキ[違う。]
{とミキはその洞窟に入って行った。私もミキのあとに引き寄せられるように付いて入った。その中は真っ暗で寒い。}
ミキ[居たよ。]
ミキは、カバンの中にあったペンライトで照らした。姉[ただの石じゃない。あっ!クワガタ!]
{私は鳥肌が立った。まさか、本当にクワガタがミキを呼んでたなんて!不気味だぁ。}
ミキ[お姉ちゃん、石を持ちあげよう!]
姉[なんで?]
ミキ[いいからぁ。]
{私と妹は石を持ち上げた。と…}
(ドン!)
何か凄く光ってるものが凄い勢いで花火のように上へあがっていった。
姉・妹[キャッ!]

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