《MUMEI》 すると丁度真正面に、 巨大なスクリーンが現れた。 そこには俺とグレイドが映っている。 これが今さっきグレイドが言っていた、 カメラなのかな? 「よし、じゃあ俺は今からこの部屋を出て待ってるから。」 「はい。」 ん? 「いやいやいや! どういう意味ですか!?」 俺は今にも扉から出ていこうとするグレイドを呼び止めた。 「何って、さっき言っただろ? カメラはセキュリティ登録をする際に、 この部屋にある全てのものを一人と見なすって。」 「え…じゃじゃあ。」 俺一人になるってこと?! 一気に不安が押し寄せて来た。 前へ |次へ |
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