《MUMEI》 … 「え!?何で!?」 「…うるせぇ。」 「やだッ!! 別れたくない!!」 「うるせぇよ!! このまま引き下がれる訳ね〜だろ!! あのチビが俺より上なんて認めらんね〜んだよ!!」 … それから、 久司が練習をサボることはなくなった。 プライド。 エゴ。 同じセンターとして、 プレースタイルが違う俺と久司に共通してあるのはその2つだった。 久司は45になることを拒み、 俺の控えになった。 おかげで俺たちの最後の中総体は3回戦敗退。 俺たちは1度もベストメンバーで戦うことなく、 中学最後の夏を終えた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |