《MUMEI》
バタ子・捕獲
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―――…翌日。



新宿駅から程近い場所にある立体駐車場に、一台の黒塗りのベンツが停まっている…。



ベンツの後部シートには、ノートPCを開く一人の男が座っていた。



微笑を湛える男の顔は、ディスプレイの光によって青白く不気味に照らされている。



その男はバイキンマンだった…。



バイ菌「よし…。売り切った…。」



彼は何やら独り言を呟くと、ガッツポーズを作るように拳を握った。

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