《MUMEI》
5.出会い・2
ミキ[キャハハハッ!待て〜。]
姉[ん…っ…あれっ?気を失ってたのかなぁ…。]
(クルルルッ♪クルルック♪)ミキ[待て〜待て〜♪]
姉[ん…。洞窟の外でミキの声がする。]
{私は声がする洞窟の外に出てみた。]
(ビューッ↑クルルルッ♪)
姉[ウワッ!]
{私の前を凄い勢いで何か横切った。そのあとをミキが追いかけていた。}
ミキ[お姉ちゃん!起きて来たの?]
姉[う…うん、今起きたんだけど、あの白い丸い生き物は何…?]
ミキ[クルルちゃんだよ!]姉[はぁ〜。なんで名前知ってるのよ!アンタは?]
ミキ[だって、クルルルッ♪って鳴くから、クルルちゃんなんだもん!]
{はぁ…。鳴き声で決めたのねっ…。さすがミキだよ…。}
姉[で…。ミキ、クルルちゃんって何モノなの?]
ミキ[ニーッ>^_^<、ト・モ・ダ・チ♪]
姉[トモダチ!?]
ミキ[今、トモダチになったんだよ。カワイイでしょ。]
{そ、そう、だろうね…。}姉[クルルちゃんだっけ?私達の言葉分かる??]
ミキ[分かるよ!いくよ。クルルちゃん、こっちおいで!]
クル[ク〜ルル♪]
{よし!私もやってみよう!}姉[クルルちゃん♪こっちおいで♪]
クル[クル…。]
クルルはミキの後ろにかくれた。
姉[私のこと嫌いなのかな?]
ミキ[まだ慣れてないからだよ。]
前へ
|次へ
作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
便利サイト検索へ
携帯小説の
(C)無銘文庫