《MUMEI》 橙色の髪をしツインテールをしている女の子の名は神無ひづき(かんな)。 手元には本といえば本なのだがそんな立派なものではない、オリジナルの台本と言った方が良いだろう。 台本には手書きで、『王子たちの儚い恋』と書かれていた。 「白櫻の文化祭は燃える行事の1つ、しかもこの文化祭には偉いお人が来るその偉いお人の目に止まった、面白い楽しかったと思われたクラスにはなんと賞金100万円が貰えるという大イベント!もちろん賞金はクラスのみんなで山分け。 そこでお願い雹里、演劇の少年王子役をやって!」 「えっ?私が?」 雹里はポカンとした顔をした。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |