《MUMEI》 ひづきは拝むような姿で雹里に頭を下げた。 その時星羅はひづきが手に持っていた台本を取り読み始めた。 「私が?だって演劇の物語って男の子と男の子の恋でしょ?なら配役は本当に男の子の方が」 「ヒョーリ、それを言うならBLっていうの。それなら大丈夫片方は男子だから、それにもう決まってるし」 「そうなんだ」 「お願いお願いお願い雹里お願い、この演劇の少年王子役は雹里にしか合う人いないの」 「うん分かった、だからひづきちゃん顔を上げて」 前へ |次へ |
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