《MUMEI》

ひづきは顔を上げ小さな雹里を抱きしめた。


「ありがとう雹里!」


その時バンッと星羅が台本を閉じた、その顔は赤くなっていてすぐさまひづきを睨みつけた。


「ダメひづき、雹里にこの役は無理」


「大丈夫大丈夫、それに雹里オッケーしてくれたし」


「うん」


「雹里嫌なら嫌って言って良いんだからね」


「うん、でも私嫌じゃないよ、演劇って前からやってみたかったし」


「そう…分かった。じゃあ頑張ってね」

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