- 無銘文庫

《MUMEI》

｢いてぇ…｣

｢大丈夫檜泉君？｣

｢雹里ちゃんがキスしてくれたら治る｣

雹里は首を傾げたが、檜泉の頭を撫でた。

｢これで治る？｣

｢うん治った、お礼に俺と一発どう？｣

｢一発？｣

雹里は首を傾げた、そしてまた檜泉は星羅に教科書で叩かれた。

｢あっ雹里、雹里の相手役檜泉君だから｣

｢え゛っ？｣

雹里よりも星羅の方が驚いてひづきを見た。

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