《MUMEI》

「ねぇひづき、どうして雹里を王子に選んだの?ついでに檜泉も」


雹里もそのことが気になり、ひづきを見た。


「うんとねぇ雹里は一目見たときからピンってきていたの、その綺麗な髪私のイメージと合っていたの」


ひづきは雹里の髪を手に取り、さらっと指を通した。


「それに雹里、小さいし胸もまったく膨らんでいないし男装オッケー、もし雹里が大きくて胸もあったら悩んでいたね」


雹里は自分の胸を見た、そこには男子とまったく変わらない胸元があった。


しかも身長も低いせいか未だに女の子特有のあれも来ていない、そういう知識は雹里は持っていないので理解していないのだが…。

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