《MUMEI》

「うん今日水筒忘れちゃって」


檜泉は端に寄った。


「へぇ珍しいね」


檜泉は缶コーヒーのプルタブを開けるとグイッと中身を少し飲んだ。


「今日久しぶりにあの夢を見たから少し遅れちゃって忘れちゃった」


雹里はお金を入れたのは良いものの一番の上のボタンが届かず背伸びをしていた。


するといきなりふわっと体が宙に浮いた。


「これで届くね」


「ありがとう檜泉君」


雹里はオレンジジュースのボタンを押した。

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