《MUMEI》

ガシャンという音と共にオレンジジュースは下に落ちた、檜泉は雹里を床に降ろすと細い両手首を掴み自販機に雹里の体を押し付けた。


「どうしたの檜泉君?もうちょっとで昼休み終わっちゃうよ」


檜泉は雹里の顔ギリギリに近づけさせた。


しかし雹里との身長があるため多い被さるようになっている。


「さっき話してたあの夢ってなあに?」


「うんとねぇ、顔は良く見えないんだけど優しい男の人が私にお話してくれるの」


「そうなんだ、毎日夢に出てくるの?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫