《MUMEI》

「そう」


星羅は美味しそうにオレンジジュースを飲む雹里に微笑んだ。


その姿は小学生が飲んでいるようにしか見えなかったが、可愛いものであった。


「雹里雹里ちょっと来て!服のデザイン見てくれる?」


ひづきが眼鏡をかけた女の子の席から雹里を呼んだ。


「うん、星羅ちゃんも行く?」


「そうだね、服のデザインも気になるしね」


2人は立ち上がって眼鏡をかけている女の子の席まで行った。

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