《MUMEI》

「12歳の役の王子、雹里の衣装が出来上がったよ」


ひづきは目の前にいる女子に繪山が書いたデザイン画を渡した。


7人の女子はみんなお菓子作りや裁縫が得意そうに見えた。


衣装を作る係の子たちはデザイン画を見ながら雹里を見た。


「棘坂さんにぴったりの衣装ね」


「髪が綺麗なぶん黒との相性は抜群ね」


「そうでしょ!じゃあ雹里のことお願いね」


ひづきはポンッと雹里の頭に手を置いた。


「ひづきちゃん、私はどうすれば良いの?」

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