《MUMEI》

「挿乙女、お前なんでそんなに構うわけ?幼なじみとか?」


檜泉は胡座をかいた。


「その質問そのまんま返すわ」


「雹里ちゃんって小さくて可愛くて初々しくて、俺たちの姫なんさ」


檜泉は何かを思い出したような優しい顔をした。


星羅はそんな顔を見て檜泉に近づいた。


「檜泉ちょっと来て」


「ん?何告白?」


「違うわっ!エロ檜泉!」


星羅は歩いて行った、檜泉はしばらく星羅の背中を見ていたが立ち上がり後をついていった。

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