《MUMEI》

「1本行きましょ〜!!」


赤高ボール。


千秋が抜け、


関谷が入ったことにより、


メンバーはスタート時と同じポジション。


椎名は同じようにずらしを狙った攻めを行おうとしていた。


しかし、


「!」


ここに来て海南のディフェンスが動く。


(…高いな。)


それまで6メートルラインに添って6・0の基本スタイルで守っていた海南高校。


しかし、


残り時間を考えた海南はここで勝負に出る。


古賀が入ったことにより、


攻撃にスピードとテンポが出始めた海南。


さらに点差を広げる為にリスタートやカットを意識したディフェンスへと切り替える。


6・0の陣形は変わらない。


だが、


ディフェンスの位置を高くすることで赤高のロングを封じた。


(…ふ〜ん。)

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫