《MUMEI》















「よしッ!!
これは行けるんじゃないすかクロさん!?」


「ん…


まぁ今の1点はでかいね。


11分ちょい…


バカだな。



焦る場面でもなかったろうに。


勝負を仕掛けるタイミングを間違えたね。


村木を甘く見すぎだ。


あいつはフリーでも止める。」


「すげぇ…
マジで行ける…」


(聞いちゃいないな。


でもまぁ流れを考えると浮き足立たなきゃ十中八九ウチの勝ちだ。


『切り札』


もまだ残ってるしね。)





























「早く仕掛け」













「よこせやぁぁぁぁッ!!」














ゾクッ…














海南高校の攻撃。


リスタートを仕掛けようとした古賀。


そのスタートは早く、


赤高の選手たちもまだ戻らない状況であった。


しかし、


それよりも早く、


攻撃を仕掛けようとする者たちがいた。


千葉と未來である。













すっ…













(はや…)













「ナイッシュー!!」












(すぎだろ…)













千葉のシュートが決まる。












(エースの意地ってわけか…)













13対11。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫