《MUMEI》

『ショウよ…』

陛下は、優しくショ
ウを呼び手招きをし
た。

ショウが戸惑いなが
らも陛下の傍へ近づ
くと、陛下の両手の
ひらが、ショウの両
頬を包み込み陛下の
方へと向かされる。

『陛下?』

ショウは、少し驚い
て陛下の顔を見た。


陛下は無言のままで
暫くショウの顔を眺
めていた。

ショウは、陛下の視
線を避ける様に目線
を足下へと向けた。


『…フッ』

陛下は、小さく笑い
ショウの顔から手を
離し、クルリと背中
を向けて話し出した

『ショウよ、私の着
ているガウンはな、
最高級品で、吸水率
100%なんだよ。』


『は??』

ショウは、陛下の言
葉に戸惑った。

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