《MUMEI》 しかし、 (直線的なスピードではお前だろうよ。 けどな…) 「バシッ!!」 (高さでは俺に分がある。) ボールをキャッチしたのは未來。 強靭な足腰からなるジャンプ力という点で、 彼は間違いなく県内1であった。 キーッ!! 「でかしたッ!!」 未來はすぐにボールを千葉に渡そうとした。 すぐ後ろから、 「バシッ!!」 関谷がそのボールを狙っていることも知らずに。 「こっちだ!!」 関谷は日高にボールを渡す。 フリーである。 「ナイッシュー!!」 日高のシュートが決まる。 残り4分。 14対14。 赤高。 離された点差をここで詰める。 前へ |次へ |
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