《MUMEI》

カツ丼マンはコクりと頷くと、震えた声で話し始めた。



カツ丼「貴殿への報酬を、スイス銀行の指定口座に入金しておきました。」



G13「…確認済みだ。」



釜飯丼「あ…あれが我々に支払える精一杯の金額だべさ…。」



G13「それは今回の仕事について、受けるか否かをジャッジする上で不必要な情報だ…。」



男は淡々とした口調で、余計な発言に釘を刺す…。



Gのルールを踏み外すと悟った釜飯丼マンは、子供のように畏縮した。



そんな弟をかばうように、兄が口を開く…。



カツ丼「では単刀直入に申します…。」

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