《MUMEI》

「チッ!」


星羅は舌打ちすると、地面に倒れている少女を蹴り続けた。


少女はそのたびに苦しそうな声を漏らしたが、決してバックは離さなかった。


少女を囲んでいる女たちは楽しそうに眺めていたり、煙草を吸ったりしていた。


星羅は少女の顔に思い切り足で踏みつけた。それからグリグリ靴底を押し付けた。


「いい加減バック渡せよ、痛いのはもう嫌だろ?女は顔が命だもんな」


星羅楽しそうな顔をしながら言った。

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