《MUMEI》
生徒会寮でミーティング3
俺達を呼びに来た生徒は、同じ制服を着ていたが、ボタンや校章バッチの色が金ではなく銀だった


ちなみに、金は高等部・銀は中等部を表すらしい


にしても、この子可愛いな!


小動物…チワワって感じ


顔小さいし、目デカイし、小柄だし!


こんな弟欲しー!


「あ、…あの?」

「あ、ごめん!あんまり可愛いから、つい見ちゃった!」


ジロジロ見ちゃ失礼だよな


「ぼ、僕なんか!ほ、他の役員の方が可愛いですよ!

さ、入りますよ!」


顔を真っ赤にしたまま、チワワ君は一階にある扉を開いた


そこは、会議室のような場所だった


「うーわー!」


俺の驚きは、部屋の広さだけじゃなかった


だ、だって!


チワワの他にハムスターとウサギと猫がいるんだし!

あ、例えだから三人はちゃんと人間だぞ


「何興奮してんだ」

「和彦」


いたんだ


…ん?


「何か、不機嫌?」

「当たり前だろ」

「待たされたからか?」

「違う。それより、後で皐月の様子教えろ。

あいつメールしても出ないから」


あ、それでか


「むかついてるのは、それだけじゃないからな。

あのふざけた風紀方針もだ」

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